この世の終わりをどう乗り切るか
タイトルにするとなんだかとても大層なことを言っているように聞こえるけれど、「この世の終わり」とはつまり月のもののことだ。
私はだいぶ前から月のものをこう称している。
だってそうだろ。
どう考えたってこの世の終わりだ。
それくらいしんどい。
しかも今回はやたら吐き気が強かった。
常に疼痛と気分不良はある。気分不良というか、気持ち悪い。これに尽きる。
ただ今回は気持ち悪いを通り越して吐き気だった。なかなか気持ち悪いを吐き気と形容することってないと思う。しんどかった。
こうなると本当にもう何もできない。
仕事ならまだ人の形を保っていられるけど、休みなら家で寝転がってうめくくらいしかできない。
ただひたすらうめきながら、波が過ぎるのを待つ。
これがこの世の終わりじゃなかったらなんだって言うんだ。
しかも生理前から気分の波やらやたらご飯食べたかったり、日々の習慣としていたことなんてどこ吹く風か全くできやしない。
うまいこと自分をコントロールできないし、すぐイラっとするし、もう最悪だ。
心底早く終わってほしいと思う。
でも終わったら終わったでホルモンバランスの変動から更年期を迎える。
それを乗り越えたら「終わったー！」と晴々すると人生の先輩方は申している。
羨ましい。しかしそこまで行くのに一山越えるのしんどすぎる。その山越えないとその域に達せないのか。険しすぎないか。
もうやだ早く死にたい。
こんなことを考えながら、なんとか今月もこの世の終わりを乗り越えた。
今は自分を思う通りにコントロールできて気分がいい。
ずっとこうだったらいいのに。
なぜずっとこうでいられないのか。
１週間思い通りに動けないおかげで、全然ストレッチできないし、筋トレもしなかったらバレエ教室は散々だったし、翌日は筋肉痛がすごかった。
どうこれを乗り越えればいいんだ。
こいつのせいで１週間リセットされるなんてたまったものではない。
もういい加減うんざりだ。とよく思う。
いつまでこんなのと付き合わないといけないんだろう。
でも終わったら終わったで、悲しくなったりするんだろうか。
できれば私はその時を晴々と迎えたい。
結婚も子どもも欲しいとは思わない。けど出産を経験できずに終わるんだなとは思う。
それがいいことなのか、もったいないことなのかもわからない。
一寸先は闇で、未来からしか振り返ることはできないし、どっちがいいかなんて誰にもわからない。
それこそマルチバースの世界からやってきた誰かにしかわからない。
きっとその人だって、その人のいたバース世界のことしかわからない。
から、結局何がいいとか正解なんて誰にも答えることはできない。
映画「エブリシング エブリウェア オール アット ワンス」、面白いから見てね。
私は、当時勤めていた病棟に翌日退職代行から電話が行くという状況でこの映画を見た。
泣いたわ。
どの世界線に生きていてもいいから、「人に親切に」生きたいね。
生理前でも生理中でも、本当は人に親切に、自分にも親切になりたいんだよ。
できないんだけどね。
