今日は岡山はシネマクレールで上映された映画「かづゑ的」を見てきた。
10時からの舞台挨拶がある回で、監督と映画の主役であるかづゑさんが登壇する。それもあってか朝から映画館には列ができていた。
この映画はハンセン病患者であるかづゑさんを8年間追ったドキュメンタリー。
かつて官民一体となり患者の隔離が行われたハンセン病。
差別や偏見だけでなく、かづゑさんの生活や考え、思いをメインとしている。
映画は本当によくて、何度も泣いた。
舞台挨拶でのかづゑさんの話を聞きながらさらに泣いた。
色々言いたいことはあるけれど、今日一日だけじゃまとめきれない。なのでまたちゃん感想を書く。
映画の冒頭でかづゑさんが「らいだけにやられない。意外としぶといんです」みたいなことを言っていた。
そうだよ人間って意外としぶとい。
意外としぶとく生き延びるし、かと思えばあっという間に死ぬ。
かづゑさんの生活や言葉はそうだよねと納得できるものが多くて、見覚えのある高齢者の生活そのもの。
でも端々にハンセン病の影が潜んでいて、それによる今まで生きてきた中で受けた傷やほの暗さが端々で顔をのぞかせる。
差別とはこういうものなんだというものを、まざまざと見せつけてくる。
とてもいい映画なので、近くで上映されていたらぜひ見てほしい。
そんな映画だった。
取り急ぎの私の新鮮な感想。少し熟成したのをまとめれるように未来の自分へ託す。
それと絶対にかづゑさんの著書を手に入れる。これは絶対だ。