気づいた時にはチケットSOLD OUTだったので配信で視聴。
4/30と5/1の最終公演を買いました。
元々平沢進こと師匠の音楽については、今敏監督作品で知ってはいた。それと白虎野の娘KAITOVerのカバーが大好き。VOCALOIDを好きになるきっかけでもあった。
なので今監督が亡くなってからは師匠の作品に触れることはなくなっていたんだけど、コロナ禍で得た恩恵のひとつであるFUJI ROCKフェスの配信で一変した。
まず曲のインパクト。そして電子ハープにテスラコイルという見たことない楽器とそれを含めたライブパフォーマンス。
圧巻だった。白髪の容姿もびっくりだった。
60代後半のキャリアを凝縮したライブ。
最高だった。
そこからドハマりして今に至る。
ドハマりなんて言いながらライブの情報を得るのが遅すぎて今回のライブに行けなかったのは本当に残念で仕方がない。ちなみに初ライブは2022年のインタラクティブライブ「ZCON」でした。すんごいよかった。最高だった。
今回のライブはスタンディングだったので会場楽しそう。いいなあ。ホールよりスタンディングが好きなので、本当に行きたかった。悲しい。
というわけでファン歴は浅い。
CDも集めたけどまだすべては聞けていない。
なのでHYBRID PHONONというP-MODEL、核P-MODEL、平沢進という全キャリアを集結したライブのセトリは知らない曲ばかりであった。
まだこんなにも知らないすばらしい楽曲があるのかと感動。
一体どの曲がのCDに収められているんだ。
どの楽曲も個性的すぎて、平沢進という世界観が凝縮されている。
今敏監督のインスピレーション元だもんね。すごいよね。今敏監督がまずすごいクリエイターだけど、その源泉になっているんだもの。とんでもないことだよ。
遅ればせながら、今回のライブで初めて賢者のプロペラを聴いたんだけど、たしかに頭痛の収まりそうな曲だった。というか、なんか追悼してるみたいな曲だなと思った。とても好き。
平沢曲、けっこうそういうのあるよね。なんとなく追悼しているような曲。ZCONで聴いたLEAKもとっても好きなんだけど、この曲は追悼とは違う別離の空気を感じる。
エスニックというかオリエンタルな空気というか、私は東南アジアやミクロネシアの文化というか創造物が好きなので、こういう曲調とても好き。というかなじむというか。
今年で70歳になった師匠。なのでライブといえど結構音源の被せがある。
それでもまだ歌っているんだからすごい。多少声がよれるのはしょうがない。だって70歳だよ。最近の70歳は本当に若いと思うけれど、それでも何かイベントが発生すれば様々な機能が急降下するリスクのある年齢。
ベジタリアンで体の線も細いから色々心配な面もある。
ライブは貴重。可能な限り参加したい。しかし今回逃すという体たらく。
ラストのライブでのMC、ライブを聴きに来た人たちに対して「人生についてよく考えた方がいい」という師匠に笑っちゃった。
師匠は基本塩対応だが、その塩対応が嬉しい馬の骨たち。
私は音楽について詳しくない。
だからこういう感想を書く時にはとにかく最高とかすばらしいとかそんなことしか言えない。ライブ感想もたいした内容は書けない。
しかし、だからこそ繰り返す。
ライブ最高だった。現地で見れなかったことが悔しくて仕方がない。
次のライブはあるんだろうか。あれば絶対見に行く。
それまでに今回のライブで演奏された楽曲を探す旅に出なきゃ。