
さよなら4月
気づけば4月最終日であった。
何度か言っているけど、時の流れが早いとは言いたくない。
けど、やっぱり早くないか?
こういう時は福岡伸一著:動的平衡を思い出す。
何冊か出ているシリーズなんだけど、この1冊目に歳をとると時間の流れが早く感じるのはなぜなのか?について著者の見解が書かれている。
あくまで見解なので、正解ではない。
著者は分子生物学者で、専門はタンパク質と書いてあった気がする。
人間の主成分はタンパク質なので、ざっくりタンパク質を研究していると言われても何のことやらさっぱりわからない。
そんなタンパク質を研究している著者の持論。うろ覚えで申し訳ないけど、タンパク質の分解速度の違いから時間の流れる感覚が変わるのでは?と書かれていた。
若い時は代謝がいい。タンパク質の分解・再構築の速度が速い。しかし歳をとると代謝は落ちるし、タンパク質の分解・再構築にも時間がかかる。
今まではあっという間に終わっていたことが、終わらないうちに時が過ぎている。
面白いなぁと思い、ずっと覚えている。
そしてあっという間に1ヶ月が終わったと思うたび、体内のさまざまな進行が緩徐になってきているんだろうなと思う。
実際消化吸収能力は落ちている。
30代になってから顕著。もう少しで40代になるから、一体どうなってしまうんだろう。
まぁこんなことを考えていてもしょうがない。
前回の投稿でバレエを始めたと報告したとおり、週1日バレエに通っている。
元々体が硬く、つま先に頑張れば指先が届く程度。
両足を前に出して床に座った姿勢を長座というのだけど、私はこの姿勢が苦手。
足の裏が引っ張られる感覚と、骨盤が立たないから腰が曲がって全くおさまりよく座れない。お腹に力を入れていないとキープできない。
こんな状態だったんだけど、3週間ほどストレッチを続けていたらなんとか長座は楽に座れるようになってきた。
嬉しい。とても嬉しい。
それでも骨盤を自分では立てれないので、ストレッチボールを使ってようやく長座の姿勢になれる。
人は歳をとると体のあちこちが硬くなる。内臓もそうで、この場合硬いというか、線維化って言葉を使う。柔軟性が失われて今までできていた動きができなくなるので、硬いとほぼ同じ意味だと思われる。
筋肉だって何もしないとするする落ちていく。歳をとるのって厄介だ。
月のものがきていたので、しんどくてここ何日かストレッチできなかった。
そうしたらびっくり、体がガッチガチだ。
仕事はPC作業が多いので、ただ座っているだけで首周りと肩甲骨と背中とガチガチを感じる。
ようやくストレッチできるくらいしんどさが抜けたのでやってみれば、全然体が伸びない。
たった数日でこれほど。ということは全くしていなかった今まではこれがデフォルトだったのか?
恐ろしいな。
恐ろしい。
動物なんだから、見て読んで字の如く動かないと。
今は基礎体力をつける時期と思い、ストレッチしつつ、気ままに体幹トレーニングややらないよりマシ程度の腹筋やら背筋をやっている。
きっとそのうち筋力がついて可処分時間が増えるはず。それを期待している。
だったらもうちょっとちゃんと筋トレなりウォーキングやランニングをした方がいいんだろう。
けどストレッチするだけで1時間とか余裕で消え去るから、まだそこまではいかない。
スモールステップ大事。
体力がつけば、仕事後の活動量を増やしたり、もう少し気力もアップするはず。
ぼちぼちやっていこう。